Art! 原生林 作品展Part1 & Part2

オンラインがメインの新しい展覧会《有料》

Part1:6人の個性派アーティストによるグループ展

2020.9.23 wed. – 27 sun. 11:00-18:00(最終日17:00まで)衎芸館ギャラリー

オンライン会期10.1-11.30

特別企画「文楽に親しむ 〜まずはここから〜」

人形遣い吉田勘彌氏による人形拵(こしら)え実演とお話

9.23 wed. 13:00、15:00 衎芸館ホール(詳細は下記をご覧ください)

 

参加アーティストより

アラキカズコ

3か月間のコロナ自粛が明けた時、自分がプチ鬱状態であることに初めて気が付いた。6月初旬、少し重たい気持ちを抱えながらも久しぶりに登校し、仲間と会うとたちまち心が晴れた。しかし、自粛以前の製作意欲は全く無かった。そこで、ともかく自分を励ますような何か、準備運動のような製作をすることにした。思いついた形を、思いのままに変化させ、紙版画でとにかくどんどん作ることにした。そのために、イメージサイズはA4以内、各作品1版、色はダーク系単色と決めた。果たして、気楽に、楽しく、どんどん出来た。どんどん元気も出てきた。自分のために作った元気の種たちだが、これらを観て下さる方にも気楽な、楽しい、元気の波動が伝われば、と思う。

《元気の種たち》

荒木由美子

アートは、本当に不要不急のものなのだろうか。

アートによって、心慰められたり、気分が明るくなり前向きになったりすることがある。既視感のない作品に刺激を受けたり、様々な作品を見て多様性を受容できるようにもなれる。言葉の壁を越えて共感しあえたこともあったし、創造力を育むこともできるはず。

そんなアートの力を信じて、誰かの心になにか届けられたらと願いながら制作を続けている。

DAIYA

自然石の魅力に惹かれ、父の経営する自然石輸入販売会社ダイナストーン(株)に入社。同時に、世界各国から仕入れた自然石を使って世界に一つだけのアート作品の制作を始めた。元々は「建築材料」。それをアート作品にすれば、日本にはまだあまり浸透していない自然石の魅力を身近な生活スタイルの中で感じ取ってもらえるのではないかと思っている。そして、自然石と針金の組み合わせによって、二面性をもつ表現ができると思い、一つ一つ手作りで制作している。


田中律子

今回、お見せするガラス作品は、フュージング、パートドヴェールです。吹きガラスではなく、鋳物のイメージです。形も色も自由に作れるのですが、形も色も思い通りにならないところが、もどかしさと面白さです。

いろいろと自粛しているうちに季節が過ぎていきますが、ご覧いただいて、気晴らしになれば、幸いです。

中江麻祐子

ステイホームの一時期、料理ばかりしていた。私にとって絵と料理は感覚的にかなり似ている。

レシピに捉われずにつくり、食べる。料理にも絵にも、言葉にできない、あるいはあえて言葉にしない感情や欲求が表れる。そして、それは「その時」だけの貴重なものだ。結局、自分の料理、自分の絵が好きで、それによって元気を得ている。だから、絵に囲まれるためにまた描く...

吉村潔子

線が動き出す。

遊ぶ。はしゃぐ。戸惑う。

そして、待つ。

またふらふらと逍遥。

すると、誰か私の手を取って、語りかけながらぐいぐいと明快な答えの形にしてしまいます。

さてその意味は。。それは皆さんの心におまかせ。

 私にとって、絵を描くことは、本当に楽しい不思議ないとなみです。



特別企画 文楽に親しむ まずはここから

 

人形遣い吉田勘彌氏による人形拵(こしら)え実演とお話

人形に美しい衣装が着せられる

眼差し、手の動きが生まれ 

その瞬間、生命が宿る

 

日時:9月23日 1315

会場:衎芸館ホール 

料金:1,000円 各回20名限定 当日払い
**作品展とは別にお申し込みください**

 

 

吉田勘彌 プロフィール

大阪が本拠地の文楽。新型コロナの影響で長らく中止を余儀なくされていた公演もようやく再開し、9月5日~22日千穐楽まで国立劇場小劇場にて文楽東京公演に出演していました。

(衎芸館鎌田さんや中江とのご縁から友情出演していただきました) 

吉田勘彌さん所有の名作、惚れ惚れする美しさの傾城かしらもご覧頂きます。


Part2 書の3人展 -自然石とのコラボも取り入れてー

2020.10.21 wed. – 25 sun. 11:00-18:00(最終日17:00まで)衎芸館ギャラリー

オンライン会期11.1-11.30

中江麻祐子主宰「手習いの会 游」メンバーによる作品展です。

「書」には書きたいことを直接表現できる強みがある。手(大きくとらえれば身体)と目と脳を駆使する運動でもあり、その世界は広く、深く、また楽しい。
「手習いの会 游」では、ひとりひとりの人生の一場面に彩を添えられるよう、ともに学んでいます。自粛期間に取り組んだ成果や書の多様性を追求する作品を発表します。
自然石材はダイナストーン(株)のご協力を頂きました。


参加メンバーより

天游(中江麻祐子=「游の会」主宰)

自作の短歌や現代詩を自由に表現した作品や、万葉集と自然石のコラボ、墨の線による絵画的作品などを展示します。

上原眞理

平安時代の技法、美しい和紙や唐紙を継ぎ金銀箔を散らす「王朝継ぎ紙」による料紙を自作しています。今回はそこに和歌をあしらった、短冊や色紙のかな作品を発
表します。また、鎌倉時代の禅僧の詩から題材をとった行草書作品にも挑戦しました。

鍛治京子

かつて中国へ旅した時の素晴らしい体験が忘れられません。西安碑林の圧倒的な存在感、柳がやさしく揺れる華成宮は特に印象的で、それらを思い出しながら「長恨
歌」「九成宮霊泉銘」から詩句を選び、作品にしました。



追加イベント! Jazz&Pops “Sunshine”ライブ at 衎芸館

*こちらのイベントはチラシには掲載されていません*

日時:2020年10月25日(日)13時〜/15時〜(入れ替え制)

料金:各回1,000円
出演:マスミ・オーマンディ(歌)柳澤伸之(ギターと歌)中江麻祐子(司会と歌) 

曲目:On The Sunny Side OF The Street

           Can’t Help Falling With You

   As Time Goes By

           アマポーラ

           イパネマの娘 ほか

 

※ギャラリーライヴです。ライヴ料金(1,000円)とは別に、Art!原生林展の入場料金(1,000円)が必要です。予めご了承のほどお願い申し上げます。

※動画の公開はございません。

 

Masumi Ormandy

(パシフィック ランゲージ スクール創設者・現在副校長/ マスミオーマンディ教育・文化活動の会代表)

「英語教育は人間教育」と、半世紀に渡り英語教育に関わる中、近年では 「英語と歌は世界のパスポート」を合言葉にインターナショナルな ヴォーカリストとしても活躍。 2016年NYデビュー、国内はじめヨーロッパ各地でコンサート、3枚のアルバムリリース、 他ウィーン、スロバキアでラジオやTVにも出演。

柳澤 伸之

 高校の頃より独学で、ギターと歌を習得。銀座シャンソン喫茶[銀巴里]の出演後、 プロとして活動を開始。

 代表作[MEMORIES OF YOU]の他、多数のCDをリリース。現在はソロシンガー、 ギターの弾き語りで活躍。ボッサ・ノヴァ、スタンダードジャズ、ラテン等、 幅広いレパートリーを持ち、特にボッサ・ノヴァの弾き語りに定評がある。






チラシ・HP制作、動画撮影・編集:オフィス・ノリフク https://norifuku.jp